【お金】経済学的に正しい投資法【投資】

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インデックスファンドを買え

わまる

どうも、わまるです。
本日は経済学的に正しい投資法に関してまとめてみます。

目次

経済学的に正しい投資って?

「経済学的に正しい投資」を、以下のように定義してみたいと思う。

経済学的に正しい投資

統計学的に低いリスクで、高いリターンを得ることができる

この定義をもとに考える

これを実現するためにはいくつか方法が考えられる。

  • 分散投資
  • 長期投資
  • 低コスト戦略
  • 市場効率性の理解
  • リスク許容度の把握

どれもよく言われていることだ。

さらに押さえておきたい用語が4つ。

  • ファイナンス理論
  • 現代ポートフォリオ理論
  • 効率的ポートフォリオ
  • CAPM

聞いたことがあるような、ないような。

ファイナンス理論


ファイナンス理論とは、資金の調達、投資、価格設定、リスク管理など、金融市場や企業の財務活動に関する理論やモデルの総称

これらの理論は、どのようにして資金を最も効果的に配分し、投資を評価し、リスクを管理するかについての理解を深めることを目的としている。

わかりやすく言えば、ファイナンス理論は「お金とその他の資産をいかに賢く扱うか」についての学問。

「モデルの総称」ってことで、ファイナンス理論は多くの個別の理論から成り立っており、それぞれが金融市場や企業財務の異なる側面を照らし出す。

「現代ポートフォリオ理論」、「CAPM理論」はファイナンス理論のなかの個別の論ってことになる。

現代ポートフォリオ理論


現代ポートフォリオ理論(Modern Portfolio Theory, MPT)は、投資ポートフォリオのリスクとリターンの関係を数学的に分析し、最適な資産配分を導き出すための枠組みを提供する。

1952年にハリー・マーコウィッツによって提唱されたこの理論は、投資のリスク管理と資産配分の基礎となっている。

株価ってのは、上下にランダムウォークしながらも、プラスかマイナス、どちらかに傾いている。

これを期待リターンという。

期待リターンがプラスなら、長期的に見て株価は上昇する。

逆もまた然り。

株式の期待リターン(傾き)とリスク(分散)は過去のデータから求めることができ、ランダムに動く株価を数学的に記述し異なる株式を同じ基準で比較できるようになる。

また、リスクってのは波に様なもので、異なる方向からぶつかると打ち消しあって水面は静かになる。

つまり、完全に正反対の動きをする株を持つと、株価の変動に伴うリスクはなくなるってこと。

この場合でも期待リターンは消えはしない(数学的にいうと「分散」と「傾き」は別物)。

こういったことを数学的に証明したのが「ハリー・マーコウィッツ」という天才。

彼は、現代ポートフォリオ理論への貢献が認められ、1990年にノーベル経済学賞を受賞している。

効率的ポートフォリオ

効率的ポートフォリオとは、現代ポートフォリオ理論(Modern Portfolio Theory、MPT)の中心的な概念の一つ。

投資家がリスクを最小限に抑えつつ、最大限のリターンを得ることができる投資ポートフォリオを指す。

具体的には、異なる資産間のリスクとリターンの関係を分析し、最適な資産配分を求めることによって構築される。

イェール大学で経済学を教えていたジェームズ・トービン。

彼がこんなことを言い出した。

「若者だろうが老人だろうが、株式銘柄の保有比率は一緒でいい」

これは、株式というアセットの中での銘柄の比率はずっと一緒でもよくて、年齢なんかによって変えるべきは、国債なんかのリスクが少ない商品と株式の比率を考えようぜってこと。

トービンによると、合理的な投資家は以下のような行動をとる。

  1. ローリスクローリターンの投資家
    • 全資産を国債(無リスク資産)で保有する
  2. ミドルリスク・ミドルリターンの投資家
    • 国債と株式ポートフォリオの組み合わせを保有する
  3. ハイリスク・ハイリターンの投資家
    • 全資産を株式ポートフォリオで保有する
  4. 超ハイリスク・超ハイリターンの投資家
    • 借り入れをして株式ポートフォリオに投資する

これは、資産運用におけるコペルニクス的転換だったらしい。

つまり我々が資産運用ですべきことは、リスク資産と無リスク資産の比率を考えることってこと。

ちなみに、ジェームズ・トービンは1981年に、ポートフォリオ選択に関する理論、特に金融資産の選択とリスク分散の分析における彼の貢献に対してノーベル経済学賞を受賞している

CAPM


CAPM(Capital Asset Pricing Model、資本資産価格モデル)は、資産の期待リターンを評価するための理論モデルで、金融理論の中心的な概念の一つ。

1960年代にウィリアム・シャープ、ジョン・リンチナー、ジャニ・モシンによって独立して開発された。

いろいろ計算があるみたいだけど難しいので結論を。

CAPMが正しければ、世の中に効率的ポートフォリオは1つしかない。
それは株式市場の縮小コピーである

縮小コピーってのは、つまり時価総額加重平均のインデックスファンドを買うってことになるらしい。

ちなみに、ウィリアム・シャープは、資本資産価格モデル(CAPM)の開発により、1990年にノーベル経済学賞を受賞している。

結論

インデックスファンドを買え

これが結論。

いつだって答えはシンプルなんだ。

相場が好調な時には個別株に手を出しそうになるが、今ギャンブルしてまでお金が必要なわけでもないため、ノーベル経済学賞を受賞した彼らの助言をもとに投資信託をコツコツ買い足していく所存。

戦略としては、若いうちには余剰資金は株式にぶっこんで、年齢が上がってきたタイミングで債券ファンドも考慮してもいいかな

下げ相場や暴落にも負けずに行こう。

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